200年持つ家とは湿気対策が自然環境型だから言える。
私たちの周りのものは、すべて人間も動物も植物も呼吸しています。


私たちの安らぎの場所である住宅は、今まで呼吸をしてきませんでした。


まず、お断りしておきますが、私共の言っている呼吸するということは、換気扇で空気の入れ替えや、ガラリ・レジスターなどの空気の入れ替えのことではありません。


床下や屋根裏は、換気口を設けてこれでよいということですましてきました。


部屋の中は、私たちの吐く息、物を煮炊きするときの水蒸気、風呂上りの体から出ている水蒸気、開放型石油ファンヒーターから出ている水蒸気(湿気)、これらの行き先を考えもしなかったのです。


これらの水蒸気は、新建材やビニールクロスの仕上げの部屋なら、それを吸い込まず表面に付き、結露を起こしてカビが生えたりと衛生的、健康的にもよくない状況でした。


そこで24時間換気扇が法律で義務化され、計画的に排出されることになっています。


これから100年、200年住宅とPRされていますが、はたして本当にそれだけの機能が持続するのでしょうか。


家が完成して1年経ったご家庭で、24時間換気扇のフィルタを掃除しなかったので目つまりを起こして、まっ黒くどろどろして換気扇の機能が果たしていない、ご家庭があります。


これは建築雑誌に書いてあったのですが、壁の表面、壁の中がどんなふうになっているのか、大変気になるところです。


 換気扇が回っていたのでしょうが、ほとんど詰まって機能が果たしていなかった期間は分かりませんが、換気扇自体負圧になりモーターにも負荷がかかり、火災とか、壁の中または屋根裏に結露を起こしているかもしれません。


結露を起こすとそこから木材が腐食し、あるいはシロアリなどがくるかもしれません。


これを知らずに長く放置していれば、せっかくの新築の家が思いもかけない修繕などの出費につながります。ひどければ家の耐力低下にもなります。


そこで私共が提唱している呼吸する家とは、壁の表面・中・外と湿気が止まって結露を起こすことはありません。


湿気を自由に行き来させる家です。床・壁・天井すべてです


今どこも呼吸する家といってPRしていますが、部屋の一部分や表面だけ吸放湿する自然素材を使用している家がほとんどです。


壁の中は合板だったり、グラスウールだったり、化学系断熱材だったりと、これのいずれかが一番多いのです。これらは湿気を通しません。ですから換気扇なりにたよらなければなりません。


換気扇が回っているのでいいじゃないかというお声も聞こえそうですが、換気扇の空気の流れが、部屋の隅々までいきわたっているのか、疑問です。


気密の高い高気密住宅ならまだ計画に近く流れるのですが、気密住宅でない家は途中のすき間から流れて、流れてほしいところが流れません。


私共が提唱している呼吸する家は、たとえ換気扇が回っていなくても、家に一番影響のある湿気を自由にさせることで、結露が部屋の表面、壁の中や見えない部分に一切出来ない住宅で、これこそ100年いや200年住宅といえると自負しています。
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