リフォームはよく考えてからして下さい。
見栄えだけのリフォーム
車に乗っていると足場のかかっている住宅が目に入るので、
見ますと、全面錆びた板金の外壁が見えます。
どうも外壁のリフォーム工事らしい。

毎日その家の前を通るので少し気になり、車の中から様子を見ながら
通り過ぎ、何日か過ぎたごろ、錆びた板金の外壁の上に、
立に胴縁(薄い木の下地材)が打ってありました。

それから毎日少しずつサイディングが張られていきました。
今までの錆びた板金のイメージは無く、一転きれいなサイディングの
統一した外壁になり、その工事は足場がはずされ完成しました。

このお宅は外壁の錆びた板金を除去をしないで、その上に重ねてサイディングを
張った工事です。

ここで私共が言いたいことは、せっかく足場も組んでいるのに、外壁の除去費用は
かかりますが、壁の中を見てほしいのです。

おそらく25年から30年ぐらいたっているのだろうと思われるお宅なので、
壁の中の筋違い(柱と柱の間に斜めに入れる木材)がきちんと入っているか、
数量が少なくないか、アンカーボルトなどのボルト類の点検、補強金物など、
これからの地震に備えての耐震補強が必要と思われるお宅なのに
うわべだけをきれいにしてそれでよいのでしょうか?

それと壁の中の断熱材が入っているのかいないのか、どんな断熱材なのか、
きちんと隙間なく施工してあるかなど。

家の中からは分からなかった結露や雨漏りで柱や土台が腐食していないか、
シロアリがいないかなど、このときしか点検が出来ないのです。


このお宅は何のために外壁をリフォームされたのでしょうか?

ただ見栄えが悪いのできれいにされたのではないでしょうか。

この原因は、もちろんお施主さんの予算もありますが、
流れの外壁専門の訪問販売の業者だと推測されます。

お施主さんは何にもしらないし、その業者もそんなことまでする気もなく、
ただ簡単に張替えが出来ます。外壁はそのままで解体もしなくても、
きれいになります。などといってお施主さんにその気にさせるのではないかと
思います。

例えが悪いのですが、女の人が化粧を落とさずに、その上に化粧をするようなもので、
肌に良くありませんね。

へんな例えで言いましたが、このようなリフォームが良く見受けられます。
本当に残念なことだと思っています。

リフォームをするということは、現在の仕上げが汚れたり痛んだりしたときや、
間取りなどが生活スタイルに合わなくなったりとか、いろんな訳はあると
思いますが、最終的には永く持ってほしいと思うのが普通だと思います。

これは内装にもいえることですが、うわべだけをきれいにすることは、
また近いうちにやり返さなくてはならなくなります。

そのときは、もっと壁の中の下地材などが痛んできているかもしれません。
今度は費用がもっとかかります。

リフォームされるお宅はたいてい年数が経っている家が多いので、出来れば
次の代にも十分に使っていかれるようにしなければ意味がありません。

今は新築も100年から200年もたせようとしている流れの中で、
リフォームも下地の段階まで検証して補修や補強をして、断熱もしっかりと
省エネ対策をして、永く持たせるようなリフォームをしなければなりません。

一度リフォームをしたら、永く持つように、きちんと構造まで調べて、地震などに
耐えれるように補強をして、断熱材もきちんと入れて省エネも考慮して、
湿気対策を慎重にしなければなりません。

私共の言っている湿気対策こそが建物を永く持たせることなのです。

リフォームをする時は先を考え、永く持つ自然素材系で
されることをおすすめします。


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